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 フェリーを吹きぬけていく風に、ぞくりとなる。なぜか風が冷たい。  デッキから見おろせる車の中では、遙さんが一心に報告書のようなものに目を通しているのが見える。 「いそがしそうだな」  だれにいうこともなくつぶやくと、恵が答えた。 「仕事が好きなのよ」 「恋人とかいないの?」  なにげない疑問だったけど、妹に訊くようなことじゃないよね。恵は、あきれたような困ったような顔をした。 「いや、ほら、遙さんて仕事はできるし、美人だし。ちょっとそそっかしいところはあるけど、その……」  ダメだあ。いえばいうほど、なんか気がある人の探りをいれているみたいに聞こえるじゃないか。恵はどんどんあきれ顔になっていく。そんなつもりはないんだけど……。 「前はいたよ。一度、電話とりついだことがあってさ。お姉ちゃんが自分で、つきあってる人だっていってた」 「名前は?」 「いわなかった。ただ、遙さんいますかって。……そういや、どっかで聞いたような声だったっけ」 「いつごろの話?」  なんか、探りいれてる横恋慕男にどんどんなってるんですけどぉ、おれ。でも、なぜかやめられないでいる。 「お姉ちゃんが大学生で、名字が変わる前の話。むかしだよ」 「そっか。紫東って新しいおとうさんの名字なんだ」 「おとうさんじゃない。おかあさんの再婚相手」
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